五月十日に、POCOCHAで「音楽の朝」を再開しましたが、音が出ないというトラブルに見舞われ、結局テスト放送になってしまいました。
マイクも刺さっているDJセットから線を出して、Androidスマホのヘッドフォン/マイクのミニプラグの穴につないで配信するはずだったのですが、奇妙なことにしゃべっている声だけ流れて、DJセットから音楽を流しても音が聞こえません。
結局半日かかって少しずつ問題を見つけて解決しましたので、同じようなことをやろうと思っている方が同じ問題に陥った時のために、書いておきます。
なお、ここでいうスマホとはAndroidのことです。
1.スマホのミニプラグの穴には4極というプラグを使う。
普通のオーディオのステレオのミニプラグは3極と言って、プラグの先を見ると黒い輪っかが二つしかないですが、スマホ用のミニプラグには4極といって、黒い輪っかが三つあるものを使います。
ヘッドフォンマイクがスマホでは一般的ですが、スマホは四極のヘッドフォンマイクしか使わない前提で作られているため、三極のものを差しても音を流し込むことができません。
この極というものが、一般的に出力L、出力R、アース、入力マイクとなっています。CTIAという規格です。もう一つ規格がありますが、スマホではCTIAがほとんどらしいです。
これが原因なんじゃないかなと思い、すぐに線を買ってきました。買ってきたのは変換用のプラグというよりは、好きな線をそれぞれの極にはまるように差してください、のようなElecomの「映像RCAピンジャックーミニプラグ(4極)変換ケーブル」という線です。
自分の場合DJミキサーからピンプラグでステレオで出力されるのでこれでいいのですが、自分の出力用の線次第で、XX(3極)―ミニプラグ(4極)変換XX というのが必要になると思います。AMAZONで探すといろいろあるようです。
2.スマホ内部のマイクを強制的に切る
ところがこれを差しても、どういうわけか、声はPOCOCHAから聞こえますが、DJセットからの音は聞こえません。しゃべり用に外部マイクを立ててDJミキサーに通していたのですが、試しに外部ミキサーを切っても、しゃべりはPOCOCHAから聞こえるじゃないですか!?
お、おばけ!
と一瞬思いましたが、つまりスマホの外部マイク用の穴が機能しておらず、スマホに内蔵されているマイクが代わりに音を拾っていたのです。
なあーんだ。じゃあ、内部のマイクを切ればいいじゃない?と思ったわけですが、そもそも4極のプラグを差した時点で内臓マイクと、外部入寮とで自動で切り替わるはず。
それが切り替わらない!設定をいくらみても切り替える設定はありませんでした。
調べてみるとAndroidで動画を取りたいけど、音声は外部マイクで録りたい、でもできないという悲鳴のようなQ&Aやブログが非常に多くありました。私の問題も結局これと共通なので、いろいろ読むと、
Androidには、内臓マイクと外部入力を切り変える設定やスイッチはない!!
ガビーン!←いつの時代だ。
ということでした。
しかし捨てる神あれば拾う神ありで、強制的に内臓マイクを遮断し、外部入力だけを受け付けるように切り替えられるアプリがありました。
レッサー音声切り替え – Google Play のアプリ
というものです。
ここでウェブ上で多く、Open Cameraというのが出てきますが、そっちではありません。この問題を解決するのはそっちではありません!Open Cameraアプリで動画を取りたいという方はそっちですが、Pococha配信はOpenCameraを使うわけではないので、レッサーです。
レッサーでぶちっと内臓マイクを遮断することができます。設定は多分、ここまで来た人は直感で分かるのではないかと思いますが、念のためアプリ全体の設定で
「マイク切り替え」
「内臓マイクを無効化する」←これだw
の二つにチェックを入れます。
表に戻って来て、イヤホンの設定をタップし、イヤホン・プラグの種類を「4極(マイク付き)」にします。イヤホンのマイクのアイコンをタップし、イヤホン端子マイクを選択します。
※ちなみにこうすると普通の電話の会話もイヤホンマイクを差さないとできないようになりますので持っていない人は注意です。
これでもう完全に内臓マイクは遮断されます。なぜアプリを入れないとこんな簡単なことができないのか。Androidoはおバカです。
ここまで来たら、外部入力の四極プラグを差し込んでテストしてみます。
POCOCHAでテストしないでも、録音アプリで録音できていればいいでしょう。
おお・・・おおおお←神の雫風に
録音できています。
3.アンドロイドのマイクは全部モノラル
しかし録音してみると何かいつもと違って物足りない感じがします。なんか片側が聞こえていないような・・・
※そもそも自分の場合は、ピンプラグでLRに分かれているので試しに片側だけをマイク入力用に使っていたのですが・・・
そういえば、どうやってステレオでスマホに入力できるんだろう!?
という疑念がわいてきます。今頃になって沸いてきます。
もう一度、四極プラグの構造を書くと、
出力L、出力R、アース、入力マイク
という極が準備されています。なあーんだ。LRあるじゃない?と思ったのですが、これらはスマホからの出力のLRです。つまりスマホをスピーカーやイヤホンにつないだ時出てくるLRです。
外から入力するのはマイク一つだけ・・・
ガビーン!
ということで、Androidの仕様で、入力は一つしかできない、つまりモノラルならできるということです。ステレオで入力することはできません!
おいおいおい、と思いますね。
※SONYのオシャレなXperiaスマホではできるという情報もあります。端子が五極!あるそうです。
ということで、ステレオの音源をスマホに入力したい場合はモノラルにミックスして出さないと片側しか聞こえないという事態になります。
DJミキサーにはモノラルで出すつまみがありませんでした。仕方がないので自分はもう一台ミキサーを出して、Lの出力にLチャンネルもRチャンネルも全部寄せて、そこからマイク入力用の線一本だけにつなぎました。ちなみに一番プラグ根っこに近いところがマイクですので、それに該当する線につなぎます。エレコムの場合、赤の線です(ややこしい・・・)
これをスマホにつないで適宜音量調整をしたところ無事、きれいに録音アプリに音が入りました。
POCOCHAでもきっと問題なく出るでしょう。
※ステレオ音源をモノラルにすると稀に反対の位相同士が音を打ち消しあって音が消えるという面白い現象が出るようです。自分は経験がない(というか楽曲制作の時一応、チェックしてる)です。どうやればできるか分かりませんが、割とよくあるらしいですね。国道や高速道路の騒音を消す為にこの技術が使われています。
まとめ
ということで大騒ぎになりましたが、結論からいくとAndroidはダメな子ね。という感じです。
1.四極の変換プラグ(変換ケーブル)を使う
2.スマホの内臓マイクを強制的にアプリで切る
3.ステレオ入力をモノラルにする
誰もこういうことを書いていないようなので役に立てば何よりです。
