「脱悲入喜」Ableton Live 10 Liteだけで作ったAmbient曲その3

コロナウイルスのせいで、町中が、日本中が、世界中が暗く思い雰囲気になっています。

こんなときだからこそ、少し元気が出るアンビエント曲を作ってみました。また例によってAbleton Live 10 Liteだけで作っています。

今回の実験は、ドラムを入れてみようと思ったのですが、自分で作るのは面倒くさいので、Ableton Liveにはそもそもパターンがたくさん入っているのでそれを試してみようと思いました。

セッションビューで、空いているトラックに、画面左の<コレクション>から<クリップ>→<709 Kit Groove何とか>というものを選んで入れてみました。

<何とか>になっている部分は番号なのですが、一回トラックに入れてしまうともう名前が全部見えなくなってしまいます。

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これは良くないですね。でも入れてしまえば自動でテンポも小節の頭も合わせてくれます。さすがこの辺りはAbleton Liveです。

クリップのスタートストップで、おお!ドラムが気持ちよく鳴るじゃないですか。跳ねるようなリズムで狙った通りの元気の出るパターンです。

こうしてできあがりましたが、題して、「脱悲入喜」。

また例によって題名はアンビエントなイメージで沸いた漢字をつなげているだけで何と読むかは分かりませんが、見てその字のごとく、という感じで、楽しくなるようにしました。

「脱悲入喜」Ableton Live 10 Liteだけで作ったAmbient曲その3

それでは、まだまだ実験は続きます。

Ableton Live 10 Liteだけで作ったアンビエント曲「春林虫」

Ableton Live 10 Liteの実験、研究をしています。このDAWソフトは、機材を買うと大体オマケでついてきます。Abletonのサイトに行けば機材を買わなくても入手できます。

今日の実験・研究は前回の「静闘考」と全く同じ設定で、全然違う印象の曲を作れるか、というものです。

なぜこんな実験をするかというと、

(1)前回の設定が良かったので、もっと曲を作りたくなった(笑)

(2)ライブをする際、次の曲をやるのに、

①いったん曲のファイル(Liveセットと呼んでますね。基本用語がいちいち普通のDAWと呼び名が違うのは慣れが必要です)を閉じて別ファイルを開けなければいけないか?

②それとも、同じファイル上でできるのか?

が知りたかったからです。

予想通り、一つのライブセットで違う印象の曲をやることはできますが、まあ、テンポを変えたりするなら、別のLiveセット(Liveセットと日英語混ぜて打つのもめんどくさいですね・・・ファイルじゃダメなんでしょうか?)を開いた方が楽かもしれません。

ということで、前回の「静闘考」より明るい曲を実験的に作りました。

題して「春林虫」。何と読むかは例によって、曲の印象でアンビエントに題名を付けているので分かりませんが、春になるとにぎやかに飛び回る小さい虫のイメージです。

春林虫(mp3)

「春林虫」Ableton Live 10 Liteだけで作成

※リラックス効果がありますので、念のため車の運転中は聴かないようにしてください。

Ableton Live 10 Liteだけでこんなに楽しめます。面白いDAWソフトですね。

四国の香川県ではゲームをするのは1時間だけという条例ができたそうですが、DAWはゲームではありません。無料で入手できるAbleton Live 10 Liteで遊び倒してみてはどうでしょう?

ライブで手軽にLoop音楽(ループ音楽。ダンスやアンビエントなど)を演奏できる三つの方法とAbleton Live 10 Liteのメリット

ライブでLoop音楽を演奏できたらクールですね。

ループ音楽といえば、ダンスやアンビエント、現代的アンビエントのチルアウト、民俗音楽やヒップホップもイケるでしょう。

古典的にはミニマルミュージックですね。私はミニマルなアンビエントを作っています。

ライブで一体何をどう演奏すればいいのかが、ずっと去年あたりから悩んでいた問題で、ライブはメンバーを組んで別にやればいいということもあって、別にグループも組んでいますが、そこではミニマルなアンビエントはできないこともあって別プロジェクトなわけです。

では一人でどうやってライブでLoop音楽をやるか。それもできれば機材の搬入や設定がごちゃごちゃしておらず、

スッキリ!

まずは手軽に!

できたら嬉しいわけです。それで12月ころから3か月間Youtubeを見まくって海外のCoolでHipな人たちを見まくったところ、大体次の三つの形態で彼らは演奏をしているのでした。 

Loop音楽をライブでやる三つの方法

<方法その一 RC-505のようなLooperを使う>

一つ目の形態がBOSS RC-505に代表されるLooperを使って生演奏をする方法です。

BOSS RC-505はルーパーの最高機種

これを使って、もっとも CoolでHip な演奏をしていたのは、 Reinhardt Buhrさんという人で、ストリートで一人で独特の楽器群に囲まれて演奏しています。

このReinhardt Buhrさんにはまってしまい、一時期は彼の一挙手一投足全てをじっくり見ていましたが、 ある日、気が付きました。

機材が凄い!

お金がかかっているという意味でも(彼は新しいものが好きなようで、いろいろお金を機材に掛けています。いわゆる機材「沼」にはまりこんでいる幸せな人です)、

物理的な量という意味でも。

これ、一人で運搬ってできないんじゃないですか?ストリートでやるなら誰か見張りくらいはしていないと、搬入すらできませんよ。高額の機材だし(笑)

というのに気が付いてしまいました。ライブハウスでワンマン貸し切りで、前後に誰もいなければできるか・・・

カフェと懇意になって午後3時間くらい貸してもらうか・・・

などなど、思いましたが、現状私が考えているライブは、ほかの出演者もいるだろうところで、ホイホイっと前に出てさっと30-40分くらいやる感じかな・・・

と思っているので、ここまで機材を持ち込むことができません。

なぜ、Reinhardt Buhrさんはこんな山盛り機材を持ち込むかと言うとここが本質なわけですが、Looperはエフェクターなわけで、何か別に音源がいるわけです。

ここは結構大事です。Looperはエフェクターなので、音源が別に必要です。

彼の場合、ライブでのエンターテイメント性を高めるため、たくさんの生楽器を使っているのでしょう。目立ちますから・・・

いろんな音色を使いたい、しかも生の音で・・・となるとReinhardt Buhrさんになります。でもシンセサイザーの電子音でもいいんじゃないか?となればもう少し楽です。

シンセでも良いわけですが、ギターだけとかで何かできないか?という独創的な人もいるでしょう。

再現できるかどうかは分かりませんが、ほとんどギターだけでLoop音楽を作ってしまった、マニュエル・ゲッチングさんというクリエイティブな人もいるので、参考に貼っておきます。

知っている人しか知らないのがもったいない人ですね。時代が古いので、Looperやシーケンサーのような便利な機械はなく、ひたすら手で演奏して多重録音して音を重ねたと思います。

さて、このBOSS RC-505に限らず、入門用のBOSS RC-1などもありますが、Looper全体に共通して私が不安なのが、

最初の一発目の録音の時、リズムが正確に取れるのか?

というところです。もちろんリズム感がサイボーグのように正確な人もいますし、何度か練習すると慣れるだろう、というのはあります。

BOSSのRC-505はクリック音の代わりにクルクル回るインジケーターがあってそれで一ループ分と分かるようです(持っていないので間違っていたらすみません)。しかし耳で聞くクリック音ではないですし、ちょっと不安です。

演奏中のストレスとしてはかなりMAXなのではないか?と思います。まあ、思い詰めずに気楽にやろうという気もしますが、ライブの不安要素を取り除きたい方には結構ストレスです。

ですので、最初の2小節だけでもパーカッションかドラムが機械で鳴ってくれたら楽ちんですね。

どんな音源を持ってくるかという問題も大きいですが、この慣れるかどうか?は結構博打なとところです。RC-505はあまり見ませんが、Looperの中古品が多く出回っているのは、どうクリエイティブに使うか思いつかなかったというのもあるかもしれませんが、

慣れなかった、というベタな理由もあるでしょう。

<方法その二  Korg Volcaのようなアナログシンセを内蔵シーケンサーやLooperと使う

リズムが正確に取れるかどうか不安を抱えるより、もっと演奏や音色に力を使いたいという方は、そもそも何か音源が必要なんだから、シンセサイザーやドラムマシンを使えば楽なんじゃね?

と思うでしょう。

その通りです!

しかもシンセやキーボードには内蔵シーケンサーやリズムマシンが最初からついているものも多くあります。

なあんだ、じゃあ、キーボード一台でできるんじゃん・・・お手軽だ!

と思いますが、ここでキーボード一台でやると、

あなたはエレクトーン奏者ですか?

と思われてしまいます。日本が発明した偉大なエレクトーン。ベースもリズムマシンもメロディも一台でできてしまいます。

これはエレクトーン奏者に申し訳ないのですが、あまりパフォーマンス性がよくないです(本当はスゴイことだと思うのですが。私も6歳あたりから小4までエレクトーン教室に通いました)

ここでやはり目立ちたい、時代は21世紀だし!という方には朗報です。シンセサイザーには鍵盤があるキーボードタイプと鍵盤がない、箱型のモジュラーと呼ばれるものがあります。

そのモジュラー型には最近アナログシンセサイザーという厚みのある音を出してくれるものが廉価で続々と出てきています。

どうもこのアナログシンセのモジュラー、モジュールを集めるのが趣味な人が特に欧州に多いようで、趣味のジャンルとして確立しています。

シンセ沼・・・

それもアナログ・シンセ沼・・・

沼と言う言い方、大好きなのですが、車やオートバイを買って改造する「改造車沼」よりははるかに安く、ガンダムを塗装するプラモ沼よりは、人にも喜ばれる(かもしれない)趣味です。

古着沼にはまってボロボロジーンズを何万円で買うより実用的かもしれません。

実は私も大学時代「機材沼」にはまり、機材を買うバイトのために生活が苦しかった。

青春は全部無駄になりました><;

それはまた後で書くとして・・・

そのアナログシンセの入門用でしかも最強のものが、KorgのVolcaシリーズです。いくつも種類が出ていますが、沼の入り口は、BassかKeysというもののどちらかのようです。なぜかBassのほうがやや人気があるようです。

VOLCAの中で最も人気があるBass。Bassと言いながら普通のシンセの音が出る。

Volcaは小さい箱に小さい鍵盤がついていて、シーケンサーもついていて、keysにはアンビエントに必須のディレイまで最初からついています。

それではこの小さい箱がどれだけの威力があるか見てみましょう。Volca沼にはまった人は数えきれないほどいるようですが、この演奏が素敵でした。

この動画ではVolca BassとシンプルなLooperを使っていますね。実にスッキリしたセットアップです。

しかしこの方は、深い沼にはまり込んでしまうようで、別の動画を見ると、もうひとり沼のパートナーがいるらしく、二人でうひゃああああああああ

という感じで、Volcaを何十台も(?)つなぎまくっています。

まだ買っていないので不明な部分もあるのですが、ライブで演奏しながらそれをシーケンサーで記録できるのでしょうか?その場合、クリック音でも出るのでしょうか?あるいは自動で小節割り(クオンタイズおよび余計な小節からはみ出た音をカットしてループを作る)をしてくれるのでしょうか。

シーケンサーがあるなら、チート技ですが最初の1パターンはそれでやって、その上に音をかぶせれば、例の「リズムが不安」問題は完全に解消されます。

あるいは上の方たちがやっているような、アンビエントならかちっとしたリズムは、

そもそも関係ない

かもしれません。

この辺はVolcaあるいはシーケンサー付きのシンセでLoop音楽をやる際気になるところところです。

<方法その三 Ableton Live 10 Liteでやる>

さて最後のそしてもっとも興味深い選択ですが、Ableton Live10、それもタダでもらえるLiteでやる方法です。

あんな機材のオマケでやれるの?と思う方が多いと思いますので、私が作った、まだ研究実験の途中ですが、一曲をお聴きください。

「静闘考」Ableton Live 10 Liteだけで作成したアンビエント曲

使用している機材はPCと入力用のUSB-MIDIキーボード、それにオーディオインターフェイスだけです。

かなりイケています。いちおう操作性を考えてUSB-MIDIキーボードやオーディオインターフェイスも使っていますが、実はPCと Ableton Live10 Liteさえあればできるようです。PCのキーボードで鍵盤部分の入力もできるとマニュアルには書いてあります。

タダの機材のオマケについてくるソフトでここまでやれるとは。

まだ実験の途中ですが今のところ、二つほど今のところ問題があります。

一つが、メトロノームの問題です。メトロノームがついているのはいいのですが、メトロノームのカキカキ音をライブで聞き手に流してしまうのは、ちょっとまずいですね。

オープニングにシンバルが四拍打つのは良いと思いますが、演奏が始まってからもピコピコメトロームが鳴ると困るわけです。

Ableton Liveはやはりライブに特化しているだけあって、この問題の対策がしてあって、これを解決するには、オーディオアウトプットが4つあるインターフェースを使って、1/2(のステレオ)を会場の聞き手に、3/4(のステレオ)をメトロノーム音に振り分けることができます。その方法は後で書きます。

もう一つはLiteにはトラック数の制限があって、8トラックまでしか撮れません。私のようなミニマルミュージック系なアンビエントにはギリギリ丁度な感じですが、足りないと思う人もいるでしょう。足りない場合、有料版を買うことになります。

足りなくなる原因が、Ableton Liveでは、まあ他のDAWもそうですが、リバーブやディレイといったエフェクトを音に直接ではなく、一回外出し的に使うとそれで一トラック使うわけです。一度外出し的にしたほうが、元の芯のある音とエフェクト音とがうまく混じるので、普通、リバーブやディレイ系はそうやって使うと思うのですが、これで1-2トラック犠牲になります。

そうすると6トラックしか使えないということになります。

ただ、Ableton Live LiteはLiteのくせに、物凄い使える音が入っています。すでにディレイ・リバーブもかかっている音も多くあるので、あまり要らないかもしれません。

<全体にLoop音楽をライブでやる際問題になること>

最後にまとめますが、 全体にLoop音楽をライブでやる際、問題になること は、

一番最初の録音のリズムが正しいか

ということに尽きると思います。ここさえよければ後はそれを聞きながらどんどん重ねて行けばいいわけです。

この最初の録音のリズムが正しいか、にはいくつかポイントがあって、

その1 録音の出だしの頭は正しいか

その2 例えば四小節のループなら、四小節の終りで録音がちゃんと終わっているか。

その3 録音途中のリズムキープ用のガイド音はあるか

というこの三つです。 Ableton Live Lite のメリットは、カウントイン、メトロノーム、そして小節の出だしになるまで録音開始を待ってくれるという機能があるので、その1とその3はクリアできて、他の選択肢よりは大分有利です。

しかし残念なことに、ループ部分終りの長さを指定してそこで録音を切る機能は今のところ見つかっていません。そうすると4小節のつもりが、リズム感が悪くて5小節の最初までかかってしまった場合、ループの長さが長くなり、4小節のきれいなループが作れないという問題が起きます。

一応、クリップ(録音したもの)の長さを何小節にするかというコマンドがありますが、そこを触っているとマゴマゴしてしまいます。

この辺は更に研究が必要です。ちょっとごまかしになってしまいますが、事前にきっちりとした出だしの4小節だけ作ってしまって、それを流しながら音を重ねていく・・・

これはチートな技ですね(笑)

正しく設定すればメトロノームが聞けるわけですから、きちんと4小節弾いてそこでパチッと録音を綺麗に止める、練習をするしかないかもしれません。

また練習か!ストレスMAXだな( ^ω^)・・・

この辺り、もう少し研究してまた報告したいと思います。

VolcaのBassも導入する予定ですので、Ableton Liveとどうつなぐかもおいおい報告したいと思います。

Ableton Live 10 Lite だけで作るAmbient(アンビエント、環境音楽)のサンプル曲

Ableton Live 10 Liteはよく機材のオマケでついてくる、フリーで使えるDAWです。これがフリーで入手できるものなのに、かなり凄いことができます。

私はambient(アンビエント、環境音楽)を作成していますが、普段は譜面入力ができるSONARや同じ系統のBandlabで作っていますが、ライブをやるとき困ってしまって、Ableton Live 10 Liteにたどり着き、現在、実験研究中です。

Ableton Live 10 Liteで曲を作るなんて本当にできるのかなと思う方は多いと思いますので、ここに実験研究の途上のものですが、制作した曲をどんどん載せていきますので、お聴きください。

<使用機材>

Ableton Live 10 Lite

Windows PC

Korg microkey(入力用USBキーボード)

Roland Quad-Capture(オーディオインターフェイスですが、レイテンシーを気にしないならあってもなくてもいいかもしれません)

もうほとんどタダ(( ゚Д゚))のような使用機材ですね。驚きです。

ちなみに入力用のUSBキーボード(鍵盤の方)も要らないのではないか、という話があって、マニュアルによるとPCのキーボードで入力できるらしいのですが、まだ試していません。

<曲調>

曲調はアンビエントです。リラックス効果があるので、念のため、お車で運転中はお聴きにならないようお願いします。

なお、曲名もアンビエントな、直感で曲から受けるイメージを漢字にしてみたもので、深い意味合いはありません。また曲名を「どう読むか」も分かりません(笑)

<こちらからお聴きください>

静闘考(mp3)

どうですか?
オマケでついてくるAbleton Live 10 Liteだけで作ったとは思えません。

これを譜面入力で作成するのは大変です(笑)



Ableton Live 10 Liteは面白い

Ableton Live 10 Liteは電子楽器や周辺機器におまけでついてきますが、これだけで十分な音楽表現ができます。しかしAbleton Live自体について書かれたブログがあまりないので、興味を持ってくれた方のために書き出していきます。

Ableton Liveについて書かれたものが少ないのは、どうも利用者の多くは英語圏の人で、それもDJやエレクトロニカやEDMをやっている人が多いようで、そういう方たちはもうただ自分で使い方をどんどん見つけて行くのでしょう。演劇の音響の方なども好んで使うようです。

また説明の動画も少数ありますが、英語のため、あまり日本では広がりを見せていないようです。

日本でそもそもAbleton Liveを使っている人がどれくらいいるかですが、伝統的な作曲家やボカロPは使わないでしょう。

やはり作業に慣れているCUBASEとか、最近流行っているのはstudio oneですから、あえて切り替える必要はないですし、ましてシンセや周辺機器にオマケでついてくるAbleton Live 10 Liteを触ってみようとは思わないでしょう。

私もSONARやその後継者であるBandlabで普段はプチプチ譜面入力をして作っていくのですが、あるとき、自分の作品を一人でライブ演奏するならどういう形にしたらいいか、悩み始めました。

ギターやEWI←この二つは自信あり、キーボード←まあまあかな・・・

ですが、それだけではスカスカなので後ろにオケが要ります。

もちろんカラオケをBandlabで作って、それをバックに演奏すればいいわけですが、それならライブなんてめんどくさいことをしないで、CD買ってね!と言えば良いわけで、アイドルのように振り付けでもして踊るわけにもいかず、いろいろYoutubeを見て去年12月ころから研究していました。

そこで三つほどこれならいけると思った演奏形態がありました。

〇ルーパーを使って一人でその場で音を重ねていく。特にBOSSのRC-505という機材を使った演奏動画は演奏者さんたちのクオリティも高く、見ていて飽きませんでした。

〇Korg Volcaのようなアナログシンセサイザーを使ってその場で音を重ねていく。 Korg Volca はお手頃な値段で買えるアナログ・シンセサイザーのモジュールです。何種類もあって、Volca沼と呼ばれるほど集めてしまう人もいる人気の音源ですが、小さな鍵盤やシーケンサーがついているので、それだけでかなり厚いライブ演奏ができます。

またアナログシンセは単音でも音が太いですから、厚みも表現力も申し分なく、動画を見るとかなりの数の人がこのVolca沼にはまっています。特に私もやっている現代風Ambientをこれでやっている人も多く、私もかなりこれが求められているんじゃないかなと思って今も研究中です。

〇最後に、 Ableton Liveです。最後に来るものが一番重要なのはイギリス式の書き方です。アメリカ式では文の一番最初に一番大事なことを言います。←何の話だ・・・

Ableton Liveです。しかもAbleton Live 10 Liteです。最初に書いたように、いろいろなところでタダでオマケでもらえますし、何より実はAbletonのサイトに行くと無料で入手できます。

こんなものには作曲家やボカロPのみなさんは食指が動かないわけです。実際私もパッと自分の手元を見てみたら、これまで、Roland Quad-CaptureとKorg microkeyを買ったときに二回も!!

二回も!!おまけでついてきていました。もしかするともっと他にもついていたかもしれません。これまでインストールしなかったどころか、ナニコレ、一体なんの安いオマケ?

とバカにしていました。

それが今回、ライブをするという視点になったとき、これはスゴイ面白い!!

なんでみんなこれを使わないんだろう?

と手のひらをクルクルかえすような事態になったのです。



続く