今スマホが進化して、昔の高級デジカメにも負けない写真を手軽に撮ることができます。
私もそんな気軽なスマホユーザーですが、どういうわけかときおり光が映りこんで、一般的な感覚から言えばうまく撮れていない写真が良く撮れます。
輝写真(きしゃしん)を紹介します
特に徳島県に引っ越してきてから、お遍路さんの八十八ヶ所にあたるお寺や、記紀神話時代の古い神様をお祀りする神社をよく訪問するようになりましたが、そういう光が映りこんだ写真が良く撮れるようになりました(なってしまいました)。
無理にそういう写真を撮ろうとしているわけではなく、またエフェクトをかけているわけでは決してありません。
ただ何気なく、良いなと思うと光が入り込んでいます。ときどき、いやー、ちゃんと撮らせて!と思うこともありますが、もしかするとこうした光が映りこむ写真も何か見る人を落ち着かせてくれるとか凛とした気持ちにしてくれるとか、そういった効果があるかもしれません。
そこで、そういう写真が撮れるたびに掲載していくことにしました。
【徳島県鳴門市大麻比古神社】
徳島県鳴門市にある大麻比古神社は、江戸時代に阿波の一宮とされて、県民の尊崇を集める、特にお正月の初もうででは大混雑する神社です。
参道が非常に長く、境内も広く、また境内の後ろには広大な大麻山が広がり、一時間も登ったところに奥の院がある雄大な神社です。
この写真は、本殿の裏に回ったところにいくつかある小ぶりのお社の一つを撮ったもので、御祭神は「不詳」となっています。
この写真はほとんど光しか写っていないようです。
大麻比古神社は今住んでいる処のすぐ近くなのですが、いろいろあって越してきてから一年半も参詣することができませんでした。
よく来たな、と光がお祝いしてくれているようで、とても嬉しい写真です。
なお、本殿の裏手をもう少し行くと、池があって、小さな眼鏡橋がかかっています。
第一次大戦中に捕虜となったドイツ人が鳴門市坂東の収容所に収容されていましたが、当時の所長の計らいで民間人と相互交流をして異国での生活を苦しくないものにしてあげたという歴史があって、このドイツ人たちが感謝のしるしにこの小さなドイツ風眼鏡橋を作って残していったのです。
このドイツ人捕虜たちは楽器も自作してアジアで初めてのベートーベン第九の演奏会もやりました。
うーん、普通にこの池、綺麗に撮れているな・・・いや、これこそインスタ映えしている写真かな・・・