五月2週目からPOCOCHAで配信を復帰する予定です。
POCOCHA配信もですが、そもそも演奏の骨として、一人でやろうと大昔決めていましたが、たまたま二年前素晴らしい仲間たちと出会って、グループでやっていて自分のモノが後回しになっていました。
しかし今、コロナもあって、なかなか集まるのが難しく、ミーティングも喫茶店で集まっても長時間話をするのが良くないような風潮です。
それでPOCOCHA配信はまあ、一人でやるということです。
去年お試しに二か月ちょっと音楽トークでやりましたが、内容が濃すぎて調査に時間がかかるのと、「阿波ポップス」のCDを作るのに多忙になり、中止していました。
あととても正直に言うと、自分が表現したい形は機械の力を借りないと実現しない音楽なのです。ストリングスとか機械の力でさっと録れますが、もしヴァイオリン、ビオラ、チェロなんて奏者を探していたら、見つからないし、運良く見つかってもお金がすごいかかるでしょう(笑)
それで機械の力で演奏してもらうわけですが、一人ですから、自動演奏に頼るところがあるわけです。
ここで問題なのが、どこまで自動演奏にするか?ということです。その段階はいろいろあります。最高に自動な物からまるでほとんど自動でないというものを並べるとこうなります。
1.音楽CDを作って流す
これはもう最高に自動です。完全に自動です。寝てても良いです。これはボーカルなら口パクという奴です。やっているフリをすればいいのです。
2.主要楽器だけを演奏してあとはカラオケ
主要楽器のパートを除いたCDを使ってそれを流しながら主要楽器やボーカルだけ実演します。
私の場合、ボーカルではないので、何を主要楽器と考えるかが問題です。徳島県ではギターを弾く人と思われていますが、実は宅録の人ですから、特に主要楽器はないのです(笑)。
ここが問題でこの数年いろいろ悩んで、一時期EWI奏者になろうと練習しましたが、今住んでいる環境が春秋、野焼きといって、畑で要らなくなった藁とかゴミに火をつける習慣があって、まったく練習ができない!
息を吸うと咳き込んで涙が出ます(笑)屋内にも煙が入り込んできます。
大分いいところまで吹けるようになったのですが、いちいち密閉したスタジオにお金を払って練習するのもばかばかしいので中座しています。
ギターもトム・モレロみたいな激しいのとか、マニュエル・ゲッチングのようなギターだけで作るテクノ、あるいはロバート・フリップのような、歪んだ音での環境音楽というかドローンというか、というのなら面白いのかもしれませんが、自分の手持ちの曲はR&Bやトランス寄りのポピュラー音楽なのです。
いつかこうしたギターだけの何か変わったものを一枚作ろうとは思いますが、ちょっと今は違うのです。
なにせ巡音ルカさんが必死に歌を歌っているのですから、それを盛り立てないといけません。そもそも楽曲にギターが入っていません(笑)
仕方がないからギターシンセを買ってピアノのフレーズとかシンセのフレーズを弾くかとも思い、悶々と悩みました。でも結局当面これではないなとなりました。
いつかチャレンジしますけれど。
3.シーケンサーを使ってMIDIでシンセをつなぐマシンライブ
これは大学時代やっていたことで、またやるのかーとも思いました。かなりやろうかなとも思いましたが、シーケンサーを物色していたら、前の記事にあるように、最近のものはしょぼいものしかありませんでした。
しかし記録できる容量が少ないということは裏返せば、演奏をいっぱいしなければならないということで、これはいいぞ!と思い、とりあえずこの可能性は追求していくことにします。
4.MPCのようなビートメイクができるものを使う
ビートメイカーが使うようなAKAIのMPCやKORGのElectribe、MASCHINEなどであればシーケンサーでがっつり記録できますが、こういうものだったら別にMIDIで他の楽器につながなくても良いのでは(笑)
機械一台で自己完結しますし。
というモヤモヤした気持ちと、ああ、MPCね、と思われるのもどうかなーカラオケとどう違うのーと言われそうです><;
5.PCのDAWをシーケンサー代わりにする
Ableton LiveとかのPCのDAWをシーケンサーにして音はパソコンの外に出すやり方です。MIDIデータを外に出すこともできます。MIDIを外に出すやり方で、Korg Volcaを駆動して制作した曲があります。中盤のフィルターが買ったむにょむにょするアナログシンセの音がそうです。
「勇気を出して空へと飛び立てば(Be Brave and Just Fly Away)」
https://sugaihideaki.bandcamp.com/track/be-brave-and-just-fly-away
しかしこれもああ、パソコンなら何でもできるよねと言われそうで、MPCと同じような印象を持たれそうです。
6.ルーパー(Looper)を使う
ルーパーというエフェクターがあって、フレーズを記録し、それを何回も繰り返し演奏してくれます。ギターで挑戦した人は多いようです。挫折した人も多いようです。ヤフオクにいっぱい出ています。
一番の問題は、リズムのガイドがない(ただし、ドラムマシンが中に入っているものもあります。又インジケーターでどこがフレーズ出だしか分かるものもあります)ところです。
リズム感が悪いと気持ち悪いフレーズを繰り返されてしまいますし、そもそもパターンを繰り返してその上に何かメロディーを載せるという楽曲はギターではあまりないのではないかと思います。
もちろん、マニュエル・ゲッチングさんが70年代にこれを持っていたら大喜びしたでしょう。それくらい、変わったギター音楽になります。
でもギターでなければテクノやアンビエントでは繰り返しが多いです。使えるのではないでしょうか。そうすると刺す楽器はギターではなく、シンセとかそれこそKorg Volcaなのではないでしょうか。YoutubeでVolcaとギター用ルーパーで作った美しい曲を作った奏者なども出ていたので、参考に見ましたがなかなかイイ!ですね。
ローランドのRC-505という最高の機種でシステムを構築している人もYoutubeに何人かいますが、みんなギター中心ではないですね。次の動画はReinhardt Buhrさんというかたです。
この可能性も追求したいところですが、今手持ちの曲はR&Bとトランスで巡音ルカさんが頑張る曲ですから、別の「環境音楽の日」のような放送日を設けて挑戦したいと思います。
7.結局はこれだ!
さて、もういい加減自動演奏の形態は出尽くしたように思うでしょう?思うでしょう!?いやもう一つあったのです。結局それに落ち着きました。
以前からやりたいと思っていたのですが、機材が高くて!!
しかし今はエコユースの時代、ジャンクのパワー、もったいないの精神です。手ごろなお値段で中古で揃ってしまいました。
次記事でその全貌が明らかになります。
ここまで引っ張って、ああ!結局それ~!?意外だわーみたいなオチです。