自分の80年代に、自分の予算と労力でほぼ完成したた自宅録音システムはこんな感じでした。
QX-21というYAMAHAのシーケンサーを持っていました。これが頼れる相棒です。
これにKORG POLY-800を手弾きして、リアルタイムでまずMIDIデータを録音します。そのMIDIデータでRolandのTR-505ドラムマシンとYAMAHAのTX-81Z、それにPOLY-800をMIDI
ケーブルでつないで同時に鳴らします。
ベースはTX-81Zが8音ポリなので、1音犠牲にして出します。残る7音で刻んだり、アルペジオや白玉をします。ストリングスぽい音はPOLYー800が得意でしたので、そっち担当です。
QX-21に自動演奏でこれらを鳴らしてもらいながら、さらにギターを手で弾いて、それを4トラックのカセットMTRにステレオでどん!と一回で2トラックを使って録音します。
残った2チャンネルを使ってダビングを繰り返してコーラスを作って3チャンネルに収めます。コーラスにはカシオの安いサンプラーSK-1をちょっと工夫すると女性や子どものような声が出たので、それで厚みを出します。半音下げて歌い、元のキーにすると明るい声の良い感じになりました。
重ねたコーラスを3トラックに入れ終わったら、最後の4トラックにメインボーカルを一回入れます。最近やっと自分のシステムの詳細を思い出したのですが、こういうやり方で多重録音をしていました。
これがどんな音になるかは、こちらをお聴きください。80年代中盤(87年の冬ー88年年初に作っていたと思いますが)の実力はこんな感じです。
今はパソコンのDAWでそういう自動演奏部分をやるからなのでしょうか?シーケンサーが弱体化したようです。
2小節しか録音できないステップシーケンサーなんてのが普通で、KORGの廉価なアナログシンセモジュールのVOLCAシリーズはなんと1小節16の音しか録音できません。
なんかおかしくないですか。アナログへの憧れとか回帰とかあるにしても、1小節でフレーズを作るのは難しすぎるでしょう。せめて2小節あればリフが作れるのですが・・・
アナログ回帰もやりすぎるとただ不便なだけで、不便な時代に頭を使ってやりくりして自宅録音をしていた自分はあまり昔に戻りたくないという気分です。

